Azaleaのゆるーいお話

お気楽主婦のお気楽な日々の日記。セレブではないけど、日々つつましく、時に大胆にすごす人生の一部分をお届けします。

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新婚旅行は世界一周!―マチュピチュ(ペルー)編・1―

クスコで最初の夜は、騒音に指輪紛失騒動で、ほとんど眠れずつらい思いをしたが、
ついに、夫が一番楽しみにしていた、マチュピチュに行く日がやってきた。
夫がいうには、
「マチュピチュは、クスコより標高が1500mくらい下がるので、
息苦しさはなくなるはず」
だった。

前回にも少し書いたが、マチュピチュに行くには、
列車の積み込み制限があり、大型スーツケースなどは持ち込むことができない。
(もっとも、別料金を払えばいいという情報もある。)

マチュピチュでは、ふもとの村に1泊するものの、クスコに戻ったあとは、
この同じ宿が予約されていて、荷物はその間預かっていてもらうとのことだった。
荷物を置いていくのは多少不安だが、仕方がないので、スーツケースとキャリーバッグを、
さらに自転車用のワイヤーロックでつないで預かってもらうことにした。

8時半になり、「おまぬけ君」(ペルー人英語ガイド、男性、年齢推定40歳)も
今回は時間通りに来た。
チケットや、地図、旅行上の注意事項などが入った封筒を、夫婦それぞれにくれる。
マチュピチュでは、ガイドの男性が迎えに来てくれるとのことだった。

一通り説明が終わると、なにやら「相談」があるという。
「今年はじめの豪雨のせいで、マチュピチュ観光は先月再開されたばかりです。
それで、旅程上は、午前にマチュピチュ観光をしてから、昼食となりますが、
今は、昼食を取っていると、マチュピチュに上ることができません。
そこで、選択肢が2つあって、どちらかを選んでほしいのです。

・今日は、到着後、昼食を取り、そのまま、ホテルに向かう。
・昼食は明日の予定とし、今日はマチュピチュを見学する
さて、どちらにしますか?」

最終版の旅程表とも全く違う説明である。
なんとも腑に落ちない「選択」だが、どちらかしかできないのであれば、
当然、マチュピチュを見るに決まっている。
(いくら夫が食いしん坊とはいえ、世界遺産を前に、
のんびり食事などしている場合では、ナイ。)
昼食は明日の予定ということにしたが、これでも簡潔に経緯をまとめたほうで、
説明と決定に15分はかかった。
ガイドの割には、「おまぬけ君」の英語が拙く、
「なぜ」とか、「今後どのように」という質問をすると、ものすごい時間がかかるのだ。
ガイドの拙い英語を、夫がどのくらい理解できているかも分からず、
間に英日で訳してあげないといけないので、そらもう、時間を食うわけだ。

その間に、ほかの団体客が20人は出発して行っただろうか。
マチュピチュまでの鉄道も、部分開通していただけなので
(今月はじめに全面復旧後、また土砂崩れがあったようです→報道記事はこちら
途中駅まで送ってもらうということは分かっていても、
おそろしく時間が過ぎているので気が気じゃない。

ちなみに、手持ちのチケットには、「10:45a.m オジャンタイタンボ発」と書かれている。
ここから2時間で着くようなところなのか?
不安は募るばかりだった。

「おまぬけ君」は、迎えのバスが来る間、
「2つ、お詫びをしなければならないことがあります」と言い出した。
何のことだろう?昨日のパスポートの件かな?と思ったら、全然違った。

・一つ目
→到着後すぐに、「もう今は乾季なので、雨が降りませんよ」といったのに、
昨日、雨が少し降ってしまいました。
・二つ目
→昨日は時間通りにお迎えにいけなくて、本当に済みませんでした。
事故の処理があり、警察にも行かざるを得なかったんです。

だそうだ。
まあ、二つ目は、確かにこちらも迷惑をこうむったが、
多少、気の毒ではあった。
前の日に雨が降ったのは、あまり影響がなかったので、
正直どうでも良かった。
「おまぬけ君」は気象予報士ではないし、雨季が終わったばかりで
気候が安定しないだろうことは、私たちも想定済みだったからだ。
この人は、どうも、ピントがずれている。

「おまぬけ君」には、あまりガイドらしいガイドをしてもらってなかったが、
出発前に、ひとつだけお願いをした。
“戻ってから、薬局につれていってほしいのだが、時間はあるか”と聞いたのだ。
日本から持ってきた総合感冒薬が、底をつきかけていた。
「24時間やっているから、夜遅くでも大丈夫です」と彼は言った。

そうこうしているうちに、バスがやってきたが、そのとき、
すでに朝9時を回っていた。
小型マイクロバスだったが、乗客は、私たち以外に、白人の老夫婦が1組。

そのご婦人のほうが言うには、
「あなたたちも、マチュピチュ行きの列車に乗るのよね?
このバス、30分も遅れて来たのよ。間に合うのかしら?」だそう。
私たちもうすうす感じてはいたが、ムムム。という状況だ。

バスは、発車後、飛ばしながらも巨大な山を降りて行き、
自分達が雲より標高の高いところにいたことなど、
じきに信じられないような状況になった。
景色は、あまり変わらない。
どこまでも延々、牧草地か赤土の平原、たまに小さな集落があるだけだ。

ごく一般的な日本人なら、それでも「スゲェェ」、と感動するのかもしれないが、
北海道出身の私には、牧草地にしても山脈にしても、
規模が大きくなった程度のことだったし、
赤土の平原は、アメリカにいるときに、ドライブをして
いやというほど見たので、あえて写真を撮るのもどうかな、
という感想しか持たなかった。
ちなみに、夫と、老夫婦は、「すばらしい」と言って楽しそうだった。

バスの運転手は、山道が多いというのに、やたらとスピードを出した。
まあ、老婦人いわく、「30分遅れ」を巻き返そうと必死なのだろう。
南米の30分なんて、日本で言うところの10分程度なのかもしれないが、
今回は、列車の出発時間が待っているので、遅れるわけにはいかなかった。
…いや、そのはずだった。

もらったチケットには、「10:45a.m発、30分前には改札手続きのこと」と書いてある。
でも、10時の時点で、はるか手前の駅(運休中)を過ぎたばかりだった。
夫と、「ちゃんと着くのかねぇ」と言い合っていたが、30分前はおろか、
チケットに示された時間になっても、バスはびゅんびゅんと走るばかりだ。
2時間、ペルーの山道を連れまわされたあと、
「電車には乗れませんでした、マチュピチュには行けません」なんて
どう責任を取ってくれるつもりなのだろう。
きっと、老夫婦も同じ気持ちだったに違いない。
“最悪、マチュピチュまで、このバスで行ってくれればいい”と思ったが、
夫によれば、環境保護の目的もあり、マチュピチュには一般車は乗り入れできないのだそうだ。

結局、オジャンタイタンボに到着したのは11時近く。
もう、乗り遅れてしまったんだ。と思った。
すると、なんのアナウンスもなく、その駅前を、バスは通過した。
もう、「暴走特急」ならぬ、「暴走マイクロバス」である。
実際、災害復旧用の暫定駅は、このオジャンタイタンボの先、
ピスカクチョというところにあるらしいので、そこがバスの終着ということは
分かっているが、やはり、乗り遅れそうな予感がヒシヒシと感じられた。
でも、どうにもならないので、そのまま、バスに乗り続けた。
なかば、やけくそだった。
“ここは、発展途上国なんだ。
先月までは、完全封鎖中で、行けなかった場所なんだ。”
あきらめと不安が、入り混じっていた。

「←ピスカクチョ」という案内板を見つけたとき、老婦人のほうが、
「ピスカクチョに着いたみたいね」というようなことを言っていたが、
何語かは分からなかった。
電車は、この先の暫定駅から発車する旨の
大きな看板もあったが、スペイン語で書かれているので、
私には読み取れないまま、バスはやはりスピードを上げて通りすぎる。
案内板にしたがっていくと、しだいに道が細くなり、
対向車とは行き違えないほど狭い路地に入ってきた。
道路も未舗装である。
そこを15分くらいうねうねと進み、電車が見えた。
乗れるという全く根拠がなかったが、少しは希望が持てた。
ペルー・レイル、ピスカクチョ駅

10分ほどで、ようやく、ピスカクチョ駅についた。
時計は、11:20を指していた。
ドライバーは、私たちをおろすと、
「電車は11:45出発です。鉄道会社は2つありますが、
みなさんがご利用になるのは、ペルー・レイルです。
それまで、待ち合わせのエリアで待っていてください。」
というようなことを(多分)、スペイン語でさっと説明した。
“ではまた明日”、とドライバーのおっちゃんは
上機嫌で言い、私たちも半信半疑でそう返した。

“おお、電車に乗れるんだ。”
と私は安堵し、念のため、腕時計を見ながら、
もう一度、そばの係員に英語で確認した。

待ち合わせのエリア、というのは、東屋みたいになっていて、
横に簡単な発券ブースとトイレ、おみやげ物を売る店があった。
空港のように、別に鉄製ゲートで明確に区切られてはおらず、
近所にも売店やら食堂やらがあった。
東屋には、乗客がたくさんいた。
なんでも、今は、前の列車の改札中らしい。

なにせ、暫定なので、電車もほぼ、ピストン輸送状態で、
チケットに書かれてある時刻はみなバラバラ、
電車の号数だけで管理されているような状態だった。
“改札”というのは、発車前の電車脇に列を作って並び、
パスポートと座席のチェックを受ける、ということのようだった。

先ほどバスで一緒だった老夫婦のご夫人のほうが、
「私たちは一緒の列車なので、並びましょう」と誘ってくれた。
聞いたところ、ご夫婦は、イスラエルから来たのだという。
ペルーに来て、3週間滞在するそうだ。
「秋には、日本に行こうかと思っているんだけど、英語は通じる?」とご婦人。
「残念ながら、あまり通じません」と私は答えた(事実なので。)

「・・・っつーか、ペルーに3週間もいて、秋には日本だなんて、
おそろしく富裕層だな、このご夫婦。」
と、私たち夫婦は、
“なんちゃって超駆け足世界旅行”をしている自分達との格差を思い知らされた。

その後は、問題なく、定刻より10分程度おくれたものの、
無事に列車は発車した。
ビスタドームと呼ばれる、豪華列車である。
(最上級は、ハイラム・ビンガム号だが、運休中だった。)
自動音声の案内と、テクノポップアレンジのインカ・ミュージックが
時折BGMで流れる中、軽食と飲み物のサービスがあった。

景色は、渓谷がメインだった。
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こうして、1時間半をすごし、終着のマチュピチュ駅についたのだった。

-続く-

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テーマ:ペルー - ジャンル:海外情報

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この記事のコメント

お久しぶりです。お元気ですか?
マチュピチュは私が行きたいところベスト3に
入ってくるくらいのところなので、非常に羨ましいです。

新婚旅行が世界一周なんて豪華!
スケールが違いますね。大人!

確かに長期の休みが取れる機会なんて
そんなにないから、せっかくの機会を最大限に
生かすのは当然のことかも。

次の記事も楽しみにしてます。

今度久々また会いたいですねー。
富士急とか?
行き先ご検討くださいな。ではでは!
2010-07-16 Fri 18:01 | URL | ユキ #-[ 編集]
コメントありがとう!お久しぶり。
ユキちゃんも、マチュピチュ行きたいんだ~。
行くのが「とても」大変だけど、感動しました。

ペルー往復するのって、たいてい10日前後かかってしまうから、
それならくるっと一周したほうが、
プラスアルファでいろいろ楽しいかなと思ったけど、やっぱりハードな旅でした。

新婚旅行前後は、仕事をしていたんだけど、
今月はじめに(めでたく?)専業になったので、時間はたっぷりあるのよー。

>富士急
でも、ユキちゃん、絶叫系はダメなんじゃなかったっけ。
都内で十分よん。

また会おうね~。
楽しみに待ってるわ。
2010-07-17 Sat 10:10 | URL | Azalea #-[ 編集]

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