そりゃ、お金<(ワインシャトー+プール+フランス美人)だわね。2008-03-31 Mon 23:58
『プロヴァンスの贈りもの』
を見ました。 結論からいうと、面白かったです。 まず、シチュエーションがすでに私好み。 Trailer(=予告編)を見る限り、テロップには 「運命の休暇をあなたに─。 最高の恋とワインを添えて。」なんてコピーがあるし、 ラッセル・クロウは「ちょっとトボケていてオクテな感じ」の男で、 田舎の美しい風景のなか、つかの間の恋をする。 てなだったのに・・・ 本編はぜんぜんちがーう。 ちなみに、原作は90年代に一時期、大ベストセラーになったこちら ![]()
残念ながら、あれだけ話題のベストセラーだったのに、原作は読んでいません。 ラッセル・クロウ演じるマックスは、「敏腕だが、上司を追い抜き部下を蹴落とす腹黒い」ディーラーで、 長年の友人に「そんなに(女性の)胸の谷間ばっかり拝むな」といいつつ、自分は友達以上にじろじろ見ていたりする。 歯の浮くようなセリフもいうし、秘書もてなづけたりする。(これはあくまでも会話での推測だが。) 切れ者だが、オクテでもバカでも誠実でもまじめでもない。 「人生で一番何に重きを置くか」ということに関しても、 「唯一自分を愛してくれた」おじさんとの回顧シーンに ところどころに暗示があるのだけれども。 いかんせん、ロンドンで狙った会社の株を 大量の空売り→ストップロスハンティングの買い(=ほぼ市場操作?!) を数分でやってのけて巨額の利益を出し、 「勝利こそがすべて!」 ・・・なんて言っている男が、 「フランス美人若妻」に魂抜かれたようにぽーっとなって、 暖かい南の地で豪華なシャトーを買い取って、ウン十年という長い月日のかかるワイン シャトーのオーナーとして、「とろとろ」の人生 を送れますかね? というギモンは残る。「アーリーリタイアメント」をする人って、みんなそんな感じなのかな。 現役時代は分刻みで心拍数をガーッと上げて神経をすりへらして仕事してても、 リタイアしたら余生はずーっと「ひねもすのたり」、みたいな。 でも、「実際こんな男はそういないよ〜」とか、 「こんな幻のワインを造れるテロワールの「オモテラベル」 が、だれもが吐き出す“くそまず”な味なわけがないでしょ」とか、「なんで、“プロヴァンスから出たことのない”イギリス人のおじさんに、アメリカに隠し子がいるわけ?」 (まあ、これは劇中で、“本当にヘンリーの娘なの?何か証拠は?”というくだりがありますが、これは富豪が持っていたシャトーの相続問題を考えたら、「隠し子」という要因そのものは、ドラマとして普通ありえる伏線でしょう。) など、かなり突っ込みどころ満載なんですが、 ・マックスが子供のころを思い出して、使用人であるデュフロと 「国際対抗」テニスに燃えるところ とか、 ・プライベートプールだったところの飛び込み台がバキっと折れて、 あり地獄のような「どろどろ」のプール底から這い上がるまでの経緯 とか、 ・マックスの子供時代を演じているフレディ・ハイモアのかわゆさ (ほかには「チャーリーとチョコレート工場」、「ネバー・ランド」に出ています。 この子は本当に賢い役が似合う!) などなどに免じて、 「まあ、いいか。」などと、甘い点をつけたくなる映画なのです。 劇中で、マリオン・コティヤールがいうように、“Pas angrais(英語は使っちゃダメ)!”などといって、 フレディ君のような男の子を困らせてみたい。(・・・オバサンの妄想でスミマセン。個人的にラッセル・クロウはそんなに好きになれないので、かなり無理をしてフレディ・ハイモアに照準を合わせちゃいました )作中の言語は英語とフランス語混じりですが、フランス語部分には、たいてい英語と日本語の字幕がついているし、 『ダ・ヴィンチ・コード』
のように、学術的に難しいところはあまりないので、マルチ言語教材としても、結構使えると思います。 登場人物は、主人公とその恋人、使用人夫妻がバイリンガルという設定です。 こんな恋がしたい、というより、おいしいワイン飲みながら、丘の上にあるシャトーのテラスでぼーっとしたい、という逃避行に浸りたい人にはよいかも ![]() 人気ブログランキングへ FC2ブログランキング |
この記事のコメント私は、この映画見たことないんだけど、
ピーター・メイルの本はだいぶ昔に読んでいるの。 この映画の原作ってあれなんですか。 全然知らなかった。 別に恋愛の話じゃなかった気がするから。 あまり内容覚えてないので、そのせいかも。 私はラッセル・クロウ嫌いじゃないです。 アニキとしてつっぱって生きて欲しいです! 苦手なのはジュード・ロウかな。 早速コメントありがとうございます。
>ピーター・メイルの本はだいぶ昔に読んでいるの。 はやりましたからねぇ。 『ナントカの12ヶ月』っていうタイトルのついているものは、きっとこの本からきているんだろうな、と思います。 >アニキとしてつっぱって生きて欲しいです! リドリー・スコット監督モノを見ないので(結構、グロい映像も多いらしいので)、男くさいラッセル・クロウはあまり見たこと無いんですが、「鼻の下のびすぎー」って、ずーっと突っ込んでました。 (あるいはもしや年齢的なもの?!) 最初は、ラッセルではなく、アーロン・エッカートが主人公の配役候補だったそうですよ。 アーロンでは、年齢的にはちょうどいいと思いますが、きっとさわやかすぎてクセがなかったでしょうね。 ジュード・ロウ、私はきらいじゃないです。 すごい好き ・・・でもないですが。
2008-04-01 Tue 12:29 | URL | azalea #-[ 編集]
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を送れますかね? というギモンは残る。
が、だれもが吐き出す“くそまず”な味なわけがないでしょ」とか、
)

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・・・でもないですが。


